このセクションでは、多果の形態のバリエーションがどのようにして誕生するのか紹介します。多果を大量に発現するシラカシを例に挙げて、その雌花序と結実したドングリの形態を対比させながら、多様な形態が生み出される要素について考察してみました。
セクション3-1-3では、2果と3果について形態のバリエーションを紹介しましたが、多果の特徴は果数に関わらず共通なので、ここでは2果に見られる形態の特徴を4つ挙げて、それぞれに対して個別に要因分析しました。
1. 堅果を統合/分離する殻斗
2. 合着/分離する堅果
3. 大きさの異なる堅果
4. 堅果を包含しない殻斗