6. 芽生え
 久米島のオキナワウラジロガシは年によって多少前後しますが、だいたい11月〜12月頃に成熟したドングリが落下します。落下したドングリは、亜熱帯の温かくて降雨に恵まれた気候のもと数週間程度で発根します(図24-F-1参照)。

 2月に久米島を訪れた時には、個体によらず落下したドングリの大半が発根していました。発根率の良さは人の手が介在せず、自然の力のみで植生域を拡張しているオキナワウラジロガシならではと言えるかもしれません。

 発根したドングリを自宅に持ち帰り庭に放置していたところ、その中の1個から芽が出てきました。5月後半に根の間から芽が出て、半月程で3枚の本葉が現れました(図24-F-2参照)。