芽生え

 久米島のオキナワウラジロガシは、だいたい11月〜12月頃にドングリを結実します。落下したドングリは、亜熱帯の温かくて降雨に恵まれた気候のもとで数週間もすれば発根します(図24-F-1参照)。

 2月に久米島を訪れた時には、どの個体でも落下したドングリの大半が発根していました。発根率がいいのは、人の手が介在せず、自然の力だけで植生域を拡大しているオキナワウラジロガシならではと言えるかもしれません。

 発根したドングリを自宅に持ち帰り庭に放置していたところ、その中の1個から芽が出てきました。5月後半に根の間から芽が出て、半月程で3枚の本葉が現れました(図24-F-2参照)。