24. オキナワウラジロガシの世界

 オキナワウラジロガシは、日本に自生するドングリの樹の中で最も大きなドングリを結実します。大きなお椀型の殻斗を被った堅果は、我々がイメージする典型的なドングリの姿そのものであり、その愛らしさと掌に載せた時の重量感は、数あるドングリの中でも格別です。ただ、オキナワウラジロガシは世界中でも日本の沖縄本島を含む6つの島にしか自生しておらず、しかもそれらの多くは山岳部の密林地帯でしか見ることができないので、生態については詳しく知られていない点が多いようです。

 このセクションでは、久米島におけるオキナワウラジロガシの生態について現地で調査した結果を紹介します。下記の項目別マップのアイテムをクリックすればその内容がご覧になれます。なお、久米島での調査は現在進行中であり、今後の調査で新たな知見が得られれば、その都度改訂更新していきます。


(注) データ等の無断転載はご遠慮下さい。

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