板根
オキナワウラジロガシの根元には板根が発達しています。板根は熱帯地域の樹木によく見られるもので、表土が浅く地中深くまで根を伸ばすことができない環境に対応する為に、地上に板状の根を形成することで自らの支柱としたものです。
島内の山道や澤沿いで普通に目にするオキナワウラジロガシの板根は、せいぜい私の太もも程度の高さしかありませんが、山岳地帯の密林の奥深くには、私の背丈程もある立派なものもあります(図24-E-3参照)。