殻斗

 オキナワウラジロガシのドングリを魅力的なものにしている殻斗には、3つのタイプがありました。1つは、鍋蓋のように平板な形をしたもの(図24-L-1参照)。もう1つは、浅いお椀のような形をしたもの(図24-L-2参照)。そして3つめは、どんぶりの様に深い形をしたものです(図24-L-3参照)。とりわけ平板な形をした殻斗は、国産のドングリの中でもオキナワウラジロガシに特有の形態です。

 ほとんどの殻斗は同心円の輪を積み重ねたような鱗片構造でしたが、中には渦を巻いたものも見られました(図24-L-4参照)。渦を巻いたものは、久米島の南部山岳地帯で採集した400個近い殻斗の中に、約3%の割合で見られました。