シラカシ（ Quercus myrsinaefolia ）

◎　花軸　（花期 : ４〜５月）

　雌花軸は、新枝の上方にある葉腋に立つ長さ20〜50mm程度の穂状花序です。１本の雌花軸には5〜15個の雌花が咲きます。一方、雄花軸は新枝の下方に垂下する長さ50〜100mm程度の尾状花序です。１本の雄花軸には20〜30個の雄花が咲きます。

◎　両性花が咲いた雌花軸の特徴

　両性花が咲いた雌花軸には、多果の雌花（図23-7-2参照）が併存することが多いです。また、シラカシでは単果、多果の形態を問わず、両性花は多くの個体で見られます（図23-7-3参照）。

◎　両性花の形態例

◎　両性花が成長した果実

　雌花ライクな両性花（雌花に雄蕊がある構造）については、普通の雌花と同様に結実します（図23-7-6参照）。