9. 雌花序軸に現れた冬芽

 2017年の春に開花したツブラジイの雌花軸に冬芽
(*)が出現しました(図21-9-1〜2参照)。花を咲かせる機能を専用化した枝が花軸なので、そこに冬芽が現れても別に不思議ではありませんが、こういうシチュエーションは樹種を問わず極めて稀です。このセクションの6項にあるマテバシイの花軸の先端にも、きっとこのような冬芽が形成されていたのではないでしょうか。


* 殻斗の元になる器官に咲いた花が消滅した場合も、冬芽に似た形の幼果が形成されますが、それらは本物の幼果に比べて矮小なので両者を見間違えることはありません。