19. 二股の雌花軸
 マテバシイの雌花軸が先端付近で分岐して二股になっていました(図21-19-1参照)。

 
 本体から分岐した花軸は、先端付近に密集した雄花序の一群から立ち上がっています。もしかすると、この花軸は殻斗の元になる器官から出現したものかもしれません
(*)
* 殻斗の元になる器官は、雌花と雄花に共通の基部として存在するものであると私は考えています。詳細は、セクション26を参照願います。