14. 雌花軸から分岐した雌花軸 その2

 マテバシイ属やシイ属の樹種では稀に目にすることがありますが、コナラ属の樹種で目撃したのはこれが初めてです(図21-14-1参照)。このコナラは、春から秋にかけて断続的に開花する個体ですが、多果や両性形態の花を大量に咲かせたり、伸長したばかりの普通の枝にも花が咲く等、原始的な形質を多分に残しています。もしかすると、大昔に果軸が枝から機能分化する過渡期に存在した形態が、現代に蘇ったのかもしれません。