12. 果軸の根元に立つ幼果 その1

 幼果は果軸の先端から全体の2/3ぐらいまでに着くのが普通ですが、稀に果軸の根元に立つ姿を目にすることがあります。この現象をよく目撃するのはアラカシとシラカシですが、該当する個体はいずれも多果の雌花や両性花(両性形態の花)を発現しやすい共通点がありました。図21-12-1はシラカシ、図21-12-2はアラカシにおける目撃例です。