超絶長いツブラジイのドングリが結実した果軸 (10月開花、翌11月結実)

珍品度 : ★★★★

 
 スダジイやツブラジイの花軸は100mmに満たないものがほとんどで、長くてもせいぜい150mmぐらいです。マテバシイと同様に、これらの樹種でも春に開花してから、9〜11月頃に再び開花する個体が少なからずありますが、花軸の形態は花期によってほとんど変わらないのが普通です。ところが、ツブラジイの中には10月の2回目の花期に、300mmもある超絶長い花軸が出現する個体があります。

 
 ここに展示しているものはその例です。この花軸に咲いた雌花序は、ほとんどが1(上段)のように成長することなく不稔のまま脱落しますが、2(中段)や3(下段)のように稀に結実することもあります。私の知る限り、このような花軸が出現するツブラジイは、兵庫県神戸市の西神中央公園に植栽されている個体が唯一です。

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