イチイガシ(Quercus gilva)
 殻斗を覆う鱗片はリング状で、リング間の段差が明瞭なものが多いです。ツクバネガシやアカガシと同様に、鱗片の微毛がやや長めで、触感がサラサラしています。殻斗の形状は三度笠か、あるいはお椀型が多数派ですが、中にはサーカスのテントを連想させるような形状(例 : 図2-2-11-1 最上段から2段目、左端から2番目参照)もあります。