第2ステージ

1本の穂状の花軸が立つ花軸専用の新枝が出現

(花序の特徴)

1. 極端に短い新枝に、雄花序や雌花序から成る花軸が単体で立つ。

2. 雄花序や雌花序の中に、雄蕊と雌蕊をもつ両性花序(両性形態の花序)や、殻斗の元になる器官に複数の花序が咲く多果形態のものが併存する(*)
* 花軸が現在の姿(STAGE 6)になるまでは、単性花序よりも両性花序や多果形態の花序が優勢。

 極端に短い新枝に、雄花序や雌花序、もしくは両性花序から成る穂状の花軸が1本だけ現れたものをコナラ(図30-2-1参照)とウラジロガシ(図30-2-2〜4参照)で確認しています。

 ウラジロガシについては、雌雄の花序のほとんどが主に3果の多果形態(両性花序含む)で、花軸の先端付近か、あるいは根元付近に単果形態のものが僅かに認められます。
 図30-2-2は、ほぼ多果形態の両性花序で構成された花軸の例です。先端付近に、多果形態の雌花序が僅かに認められます。

 図30-2-3は、ほぼ多果形態の雌花序で構成された花軸の例です。先端付近に、単果形態の雌花序が僅かに認められます。

 図30-2-4は、花軸の先端付近に多果形態の雌花序、中間付近に多果形態の両性花序、そして中央から根元にかけて多果形態の雄花序で構成された花軸の例です。雌花序と雄花序の中間に両性花序が位置しているのは、花序の原点が両性花序であることを示唆しているのではないでしょうか。