クヌギ( Quercus acutissima )

 堅果の形態はアベマキと非常によく似ているので、両者を完全に区別することは不可能ですが、首(首回り含む)の構造には大きな違いがあります。典型的なクヌギの首は、アベマキに比べて細くて短いものがほとんどです。ただ、それらの形態の多様性については、アベマキとは比べものにならないぐらい単調です。

 以下に、堅果の首回りの構造に特徴があるものを項目別に分けて紹介しますが、中には複数の項目を兼ね備えたものもあることをご了承願います。

1. 細くて短い首 (クヌギの典型的な構造)
2. 長く裾を引いた首 (クヌギの典型的な構造)
3. 二段に見える首 (クヌギの特殊な構造)
4. アベマキによく似た首 (クヌギの特殊な構造)