コナラ( Quercus serrata )

(コナラの果軸の様子)
 枝先に長さ10〜20mmの果軸が1〜3本立つのが一般的です(図28-2-1参照)。1本の果軸には1〜3個の幼果がつき、1〜3個のドングリが結実します。

 一方、コナラには少なからず特殊な個体が存在します(*)。それらは、枝先から3〜5節下方までの葉腋に長さ50mm前後の果軸が複数本立ち、各々の果軸にはたくさんのドングリを結実します(図28-2-2参照)
* これらの個体は、いずれも春から秋にかけて断続的に開花を繰り返します。


(典型的なコナラの結実の様子)
 枝先に1〜3個のドングリが結実した姿が一般的です。枝と枝が離れているので、豊作年でも樹上の特定箇所にドングリが群れをなす姿を目にすることはありません。


(群れをなすコナラの結実の様子)
 新枝全体に相当数の長い果軸が立ち並び、それらの一本一本に5〜10個のドングリが結実します。1つの新枝に数10個ものドングリが群集した姿は、一般的なコナラのイメージとは全く異なり、シリブカガシやマテバシイを彷彿させます(図28-2-4〜図28-2-10参照)。


(7個のドングリが結実した果軸)
 一般的なコナラは、1本の果軸に1〜3個のドングリを結実しますが、特殊な個体では多いものだと10個前後のドングリを結実します(図28-2-11参照)。