1. クヌギ

 クヌギの堅果は、茶色や焦茶色、橙色、赤黒色等の単色で滑らかなものが普通ですが、薄っすらと黒い縦縞があるものや、中には彫刻したような模様がついたものまであります。
(典型的なクヌギのドングリ)


(薄っすらと黒い縦縞があるドングリ)
 成熟したばかりのドングリには薄っすらと黒い縦縞が見られるものも少なからずあります。


(縦に細かい溝があるドングリ)
 細かい溝のせいで、ざらざらした手触りです。

(へその周りに鱗状の模様があるドングリ)
 ドングリの成長過程において、殻斗と堅果の接続部分に生じた欠陥が原因で、果皮の形成に異常をきたしたのかもしれません。このように、へその周辺の果皮が鱗状になるのは、同じような構造の殻斗をもつアベマキでも稀に見られます。


(ランダムな波状の模様があるドングリ)
 鱗状の果皮と似たような理由で、こういう模様が現れたんだと思います。艶々した滑らかなドングリもいいですが、こういう彫刻したような模様があるドングリもなかなか味わい深いです。