レッドオーク(Quercus rubra)
【 変形要因 】 多果の発現 / 殻斗の分裂 / 鱗片の回り込み (セクション3-2-1 / 3-2-3-6 / 3-2-3-8参照)

 図3-2-2-5-1は、レッドオークの変形ドングリです。これらのドングリは、多果の発現以外に殻斗が分裂していたり、殻斗の裾から部分的に内側に鱗片が回り込んでいたことから、複合的な要因によって変形したものと考えられます。
 全て、鶴見緑地 [ 所在地 : 大阪府大阪市/守口市 ] のレッドオークの林
(*)にある特定の個体から採集したものですが、この個体は毎年のように大量の変形ドングリや多果ドングリを結実していました。
* ナラ枯れのため、この個体を含むほとんどの木々は既に存在しません。