オキナワウラジロガシ(Quercus miyagii)
【 変形要因 】 多果の発現 / 果実の密集 / 殻斗の構造欠陥 (セクション3-2-1 / 3-2-3-3 / 3-2-3-4参照)

 図3-2-2-11-1は、オキナワウラジロガシの変形ドングリです。この図の中には、へその一部に欠損が見られる “ 変形くん ” 以外に、殻斗の構造欠陥によって成長途中から堅果が大きく捩れたものも見られます。
 オキナワウラジロガシは、通常10数mm程度の短い果軸に、複数の大きなドングリが結実するので、隣接するドングリ同士の相互干渉によって変形したものも含まれている可能性があります。