ウラジロガシ( Quercus salicina )
◎ 花軸 1 (花期 : 5〜6月)
雌花軸は、新枝の上方の葉腋に立つ長さ10〜20mm程度の穂状花序です。1本の雌花軸には普通1〜8個の雌花が咲きます。一方、雄花軸は新枝の下方に垂下する長さ60〜100mm程度の尾状花序です。1本の雄花軸には20個前後の雄花が咲きます。
◎ 花軸 2 (花期 : 9〜12月)
一方、9〜12月に咲く花は、5〜6月に咲くものとは全く形態が異なります(図22-7-9〜図22-7-11参照)。5〜6月に出現した枝の頂芽から穂状の雌花軸か雄花軸、あるいは雌花序と雄花序(両性花序含む)が混在した花軸が1本、乃至複数本立ちます。花軸は冬芽から直接立っているように見えますが、たぶん基部には極端に短い新枝があって、花軸はそこに立っているものと思われます。また、側芽からも同様に穂状の花軸が1本、乃至複数本立ちますが、それらのほとんどは雄花軸です。
◎ 両性花の形態例
9〜12月頃に咲く雌花軸は5〜6月のものに比べて長く(〜50mm)、そこに20〜30個の雌花序が咲きます。それらのほとんどは多果形態 [ 主に3果 ] で、両性形態のものも多数混在しています。
但し、この時期に咲く雌花や両性花が結実することはありません。