ケース8. ヘソから首まで伸びた細長い堅果

 ケース4のドングリは、堅果の表面にある物体が第2の堅果なのか、あるいは果皮の一部が隆起したものなのか判断が難しい例でした。それに対して、図17-1-8-1の細長い物体は紛れも無く第二の堅果です。各部を拡大してみると、細長い物体の上下端には、明らかにへそと首(花柱含む)が存在します。

 第二の堅果は、その元になる雌花がとても小さかったのかもしれませんが、はっきりと堅果と判るぐらい立派に成長しています。