ケース12. 輪が分断された殻斗 その1

 図17-1-12-1のように、一部に亀裂が入った状態で、きれいに輪が形成できていない殻斗をしばしば目にします。内側を見ると、輪が分裂した部分に向かって離層の痕跡が引きずられている様子が判ります(図17-1-12-2参照)。
 ケース11と同様に、殻斗の一部に見られる変形の多くは、多果の発現と一部の雌花(幼多果)の退化消滅が関与していると私は考えています。