雑記099. 2012.10. 9
“ 成熟まで、あと1ヶ月半... ”
 昨年の8月末に、掖谷公園 [ 所在地:兵庫県神戸市 ] で見つけたウラジロガシの多果の幼果(開花後数ヶ月が経過したもの)が、今年の8月の時点で順調に成長していたことを雑記087で紹介しました。同園のウラジロガシのドングリが結実するのは11月の中旬頃なので、それまではまだ大分と間がありますが、前回確認して以来、多果の幼果の安否が気になって仕方がなかったので、昨日同園に行って状況を確認してきました。

 8月の時点では小指の先っぽぐらいしかなかった幼果が、あれから40日ぐらいが経ってすっかりドングリらしい姿に成長していました。結実時期から逆算すると、あと1〜2週間で成熟体と同程度の大きさにまで成長することが予想されます
(*)。前回視察した時にはまだ小さかったので、樹上には数個程度しか多果の幼果が確認出来なかったのですが、昨日見ると、もっとたくさんの幼果があるのが判りました。

 前回と同様、昨日も足場の悪い脚立の上に立って幼果の撮影を試みたのですが、薄暗い枝と枝の間に頭を突っ込み、片手で邪魔な枝や葉っぱを掻き分けながらの撮影なので、あまりいい写真が撮れませんでした。図8-99-1は、たくさん撮影した中でなんとかピントが合ったものです。
* ドングリは成熟する1ヶ月〜1ヶ月半前に、成熟時と同程度の大きさにまで成長します。

 
 1ヶ月半後、無事に多果が結実したら、セクション3-1-2 “ 多果ドングリの世界 ” であらためてご紹介します。