雑記090. 2012. 9.15
“ ★絶妙な組み合わせ☆ ”

 兵庫県三田市の富士小学校のカルチャースクールで、今年もドングリの授業を担当することになりました。例年通り、9月の末日を予定しており、食育の教材に使うマテバシイのドングリを事前に確保するために、先日近くの三田谷公園 [ 所在地 : 兵庫県三田市 ] に行ってきました(*)
 今年は昨年よりも少し早めにドングリが結実しているみたいで、既にたくさんの樹からドングリが落下していました。どの樹も豊作なので、今年はここで採集した分だけで教材が十分に賄えそうです(図8-90-1参照)。
* 雑記056を参照願います。

 マテバシイのドングリは、図8-90-2のように複数個の殻斗が合着したような形(**)をしており、それらのサイズや位置関係によって、あるものを擬態したようなドングリを目にすることがあります。今回、同園を探索していてその好例とも言えるすばらしいドングリを見つけました☆
** マテバシイの殻斗の構造については、雑記155を参照願います。

 鬼の面を彷彿とさせるドングリが、なんと1本の果軸に3個も結実していたのです。これらは、殻斗の中にある3つの堅果の絶妙な配置によって形造られた自然の芸術作品と言えるのではないでしょうか☆ こういうユニークな形をしたものにはなかなかお目にかかれませんが、自然の造形物をあれこれ探索して廻るのもドングリ採集の楽しみ方の一つなんです♪♪