雑記601. 2026. 2.27
“ 山奥で見つけた太っちょドングリ☆ ”
 2023年の秋、羽束山と宰相ヶ岳ではアカガシのドングリが大豊作でした(*)。昨年は、それほどではありませんでしたが、同山中の多くのアカガシがドングリを結実していました。図8-601-1は、羽束山の登山道沿いに立つアカガシの樹下の様子です。アカガシ亜属の中では、比較的大きなドングリを結実するアカガシですが、山に自生する個体の多くは、この図のような小粒のドングリを結実するのが一般的です。
* 雑記552を参照願います。

 
 さて、ドングリの結実時期が終了した冬期間中、私はもう一つのライフワークである “ リスのエビフライのある風景 ” の撮影に没頭しています
(**)。自宅周辺の羽束山や宰相ヶ岳は、エビフライの恰好のハンティングエリアでしたが、一昨年ぐらいから蔓延している松枯れ病の影響で、多くのアカマツが枯死してしまったため、以前のように素敵な風景を目にする機会が少なくなってきました。

 ということで、先日もリスのエビフライを求めて、同山中の奥深くまで入り込んで未踏のエリアを探索してみたのですが、残念ながらエビフライはごく僅かしか見つかりませんでした。ただ、探索範囲を大幅に拡大したことで、今回初めて目にした一体のアカガシから思いもよらぬ大きな収穫を得ることができたのです。
** このHPのトップページの最下段を参照願います。

 2月はドングリのオフシーズンですが、この個体の樹下には大量のドングリが落ちていました。大半は降り積もった落ち葉に埋もれていたせいで、果皮の退色がほとんど進行しておらず、結実したばかりの新鮮な状態を保っていました。

 この個体に結実したドングリは、山で採集できるアカガシのものにしてはとっても立派で、太くてコロコロした姿がとってもキュートでした(図8-601-4参照)。初めて目にした日は、この個体の周辺に座り込んで2時間近くドングリ採集に没頭しましたが、それだけでは足らず、翌日再びここを訪れて、さらに2時間余り採集してしまいました。

 
 ところで、このアカガシが結実したのは太くてキュートなドングリだけではありませんでした。実は、私がこれまで遭遇してきたアカガシの中でも他に例がないぐらい、この個体は大量の多果を結実していたのです。しかも、それらの形態はバラエティに富んでいて、多果多産のシラカシでも見たことがない特異なものまで見つかりました。それらについては、次回あらためてご紹介します。