雑記570. 2025. 1.18
“ 4つも結実しました ☆ ”
 今回の久米島ドングリ探検ツアーは、島尻地区が大豊作だったことと、結実したドングリが落下する時期にタイミングよく現地を訪れることができたおかげで、鮮度の高いドングリをたくさん採集することができました(図8-570-1参照)。とりわけ、採集した殻斗については、傷や割れが少ないだけでなく、形態の多様性が豊かでした。

 図8-570-2の大きな殻斗は、雑記566で紹介した巨弾が被っていたもので、直径が35〜37mmもあります。前回のツアーでも浅いお椀型(*)の巨大な殻斗を採集しましたが、こちらはより平坦な皿のような形をしています。
* 雑記487を参照願います。

 
 一方、図8-570-3の小さな殻斗は、だるま山で採集したものが大半を占めます。収量が多かったこともありますが、こちらも前回のツアーで採集したもの
(*)よりもバラエティに富んでいます。

 
 ところで、前回までのツアーでは、複数の殻斗が果軸に着いた状態で落下したものの数が少なく、3つの殻斗が着いた果軸については僅か2本でした。それらは、いずれも殻斗の損傷が激しかったのですが、今回は状態の良いものだけで、3つの殻斗が着いた果軸が9本(図8-570-4参照)、2つの殻斗が着いたものについては80本以上もありました。

 さらに、1本だけですが、4つの殻斗が着いたもの(図8-570-5参照)も見つけました☆ オキナワウラジロガシの花軸は、比較的長いものだと10個前後の花が咲くので、1本の果軸に4つのドングリが結実しても不思議ではありません。ただ、ドングリのサイズが大きいため、成長するに従って隣接する幼果同士が干渉するので、せいぜい2〜3つしか結実しませんが、オキナワウラジロガシでも小さなドングリであれば、4つ以上が結実できることをこの果軸は見事に体現しています☆