雑記487. 2023. 1.17
“ 充実度が増しました☆ ”
 一般にドングリ拾いと言えば堅果の収集が中心ですが、オキナワウラジロガシの殻斗は堅果といっしょに収集したくなるぐらい、とっても魅力的な存在です。因みに、私個人としては、オキナワウラジロガシについては堅果よりも殻斗の方が好みです。というわけで、今回のツアーでは殻斗の採集に重点を置き、汚れや欠損が少ない、新鮮で多様な形態のものできる限りたくさん拾い集めました。その結果、3日間の探索で総計367個の大小様々な殻斗を入手することができました(図8-487-1参照)。

 
 今回のツアーを通して、もっとも大きな殻斗が見つかったのは、南部山岳地帯の島尻でした。図8-487-2は、全て同じ個体から採集したものですが、外径はどれも30mmを上回り、最大のものは37mmもありました。多分、オキナワウラジロガシでも最大級の殻斗ではないかと思われます。分厚くて頑丈で、しかも渦状や輪状の鱗片模様がとても可愛らしい、オキナワウラジロガシならではの魅力が詰まった素晴らしい逸品です☆

 
 一方、大きな殻斗とは真逆の小さな殻斗も大量に採集しました。オキナワウラジロガシのドングリには、同じアカガシ亜属のアラカシやシラカシに見られるような極端に小さなドングリは見られませんが、平均的なアベマキやクヌギのドングリよりもやや小さめのものであれば、少なからず存在します。小さな殻斗については、前回のツアーではあまり採集できませんでしたが、今回は豊作年であることが幸いしたのか、多くの個体から見つかりました(図8-487-4参照)。
 あらたな仲間が大量に加わったことで、私のオキナワウラジロガシの殻斗のコレクションは、以前とは比べ物にならないぐらい充実させることができました☆☆