雑記481. 2022.12.18
“ 南の島からの嬉しい知らせ♪ ”
先月の20日、ドングリ探索でお世話になっている久米島のKさんから宅急便が届きました。中身は、今年結実したオキナワウラジロガシのドングリでした(図8-481-1参照)。Kさんは私の好みをよく熟知されていて、ちょっと不細工な形をした変形ドングリ(*)や、完熟間際のドングリがついた枝を送って下さいました。Kさんのお心遣いには感謝いたします。
* オキナワウラジロガシの変形ドングリについては、前回の久米島ドングリ探検ツアーの記事(雑記245〜雑記250)を参照願います。
枝についたドングリをよく見ると、驚いたことに花柱がきれいに残存しているものが3つもありました(図8-481-2参照)。オキナワウラジロガシのドングリについては、これまで地面に落下したものを採集してきましたが、それらは悉く花柱が欠損しており、完全形と言えるものにお目にかかったことは一度もありませんでした。
因みに、本土のウラジロガシは花柱の構造が繊細であり、成長するに従ってその大半が欠損します。さらに、完熟して樹上から地面に落下した時の衝撃で、僅かに残っていた花柱もほとんどが消滅してしまいます。おそらく、同じ名前をもつオキナワウラジロガシの花柱も、ウラジロガシと同じように繊細であるがゆえに、残存率がきわめて低いのだろうと思っていたのですが、今回初めてその現物を目の当たりにして、予想通り繊細であることが確認できました。
早速Kさんに御礼の電話をしたら、私のドングリ仲間の飯田さん(元世界文化社の編集長)宅にもドングリを送られたとの事でした。そして、 「今年は久しぶりに、オキナワウラジロガシのドングリが豊作ですよ〜♪」 とワクワクするような情報を提供していただきました。
それを聞いて居ても立ってもいられず、すぐさま飯田さんにコンタクトして話し合った結果、明日から二泊三日の予定で 『 第3回久米島ドングリ探検ツアー 』 を決行することになりました☆ この時期、沖縄方面はあまり天候が優れませんが、激しい雨の中での探索だけはご勘弁願いたいところです。では、行ってまいりま〜す♪♪