雑記477. 2022.11.21
“ シラカシの超絶多層殻斗 ”
 アカガシ亜属のドングリの殻斗は、リング状の鱗片を複数個積み重ねたような形をしています。とりわけ、シラカシは他のアカガシ亜属のものに比べると、平均的なリングの積層数が多いのが特徴です。7〜9層のものが一般的ですが、10〜11層あるものも珍しくありません。ただ、それを上回るリング数には、なかなかお目にかかれませんでした(図8-477-1参照)。

 ところが、先日掖谷公園 [ 所在地 : 兵庫県神戸市 ] で、11層を超えるドングリが見つかったのです(図8-477-2参照)。同園にはこれまで頻繁に通い続けてきたのに、この個体があることに全く気づきませんでした。それもそのはず、この個体は立ち入り禁止区域内にあって、その区域からはみ出したほんの一部の枝からしか遊園区域にドングリが落ちてこないからです。今年は例年にも増して大量に結実したせいで、普段よりも遊園区域内のドングリの落下量が多かったこともあり、ようやくこの個体の存在に気がついたというわけなんです。

 
 落ちていたドングリの殻斗を確認したら、大半は10乃至11層でしたが、12層のものが全体のおよそ1割ぐらい、そして最も多い13層のものが10数個も見つかりました(図8-477-3参照)。もしかすると、シラカシの13層はチャンピオンデータかもしれませんよ〜☆