雑記475. 2022.11. 8
“ プリップリのウバメガシです〜♪ ”
兵庫県三田市の平谷川緑地にあるウバメガシの中に、重厚な殻斗をもつ特異なドングリを結実する個体があります(*)。先日、久しぶりにこの個体を見たら、普通サイズの丸いドングリといっしょに、かなり大粒のものがたくさん結実していました(図8-475-1 赤矢印で指示したドングリ)。
* 雑記147を参照願います。
それらの中から、大粒のものを幾つかピックアップして掌に載せて撮影してみました(図8-475-2参照)。鱗片に凹凸のある重厚な殻斗も然ることながら、プリップリの丸くて大きな堅果がとってもグッドですよね〜♪
比較のために、現地で採集した他のウバメガシのドングリの写真を横に並べてみました。これをご覧になれば、普通のウバメガシのドングリとは似ても似つかないことがハッキリとお判りいただけるでしょう(図8-475-3参照)。
自宅に持ち帰って大きなドングリのサイズを測ってみると、堅果の幅が18〜19mmもありました。同種に限らず、普通これだけ堅果の長さに対して幅が広いものは多種子のドングリ(複数の種子が入ったドングリ)である可能性が高いのですが、採集したものの一部を解体しても、中には一つしか種子が入っていませんでした。それにしても、ユニークな形をしてますよね☆ こういうドングリを目の当たりにすると、つくづくドングリって多様だな〜と思います。