雑記467. 2022. 9.26
“ 緑ヶ丘公園のアベマキ その3 ”
 一昨年の9月から、『 緑ヶ丘公園のアベマキ 』 と題して、同園で採集できるちょっと変わったアベマキのドングリを紹介するシリーズ(*)を開始しました。今回はその3回目になります。
* 雑記398(第1回)、雑記438(第2回)を参照願います。

 今回紹介するのは、京阪神で採集できるアベマキの中でも一風変わった形のドングリです。堅果は縦に長いものと短いものがあって、釣鐘のような形をしたものや円錐形のものが多く見られます(図8-467-2参照)。また、堅果の形がよく似たクヌギのドングリと明確に区別できる、長くて立派な首が大変魅力的です☆

 
 この個体は池に面したところに立地しているので、ドングリの大半は池に落ちてしまいますが、運よく岸辺の草地に落下すれば、比較的キズが少ないきれいな状態のドングリが採集できます。
 

 
 図8-467-3は、このドングリのディティールです。真横から見た堅果はほぼ三角形で、小さくて盛り上がりの無い平坦なへそが、このドングリをより美しい円錐形に見せるのに一役買っています。