雑記443. 2021.10.25
“ 小さなナラガシワのような... ”
 千代ヶ谷公園 [ 所在地 : 兵庫県神戸市 ] の外周道路沿いにある街路樹の中に、ちょっと変わったドングリを結実するコナラがあります(図8-443-1参照)。

 コナラと言えば細長いのが定番ですが、この個体のドングリは寸胴な卵形をしています。このタイプの堅果なら他の個体でも時々見かけますが、私がちょっと変わっていると言ったのは、堅果ではなくて殻斗なんです。

 コナラの殻斗と言えば、ほとんど凹凸の無い小さな鱗片が表面を覆っていて、その表面の触感は滑らかなものが一般的ですが、この殻斗には小さいながらも鱗片に明確な凹凸があります。さらに、殻斗全体の形状も考慮すると、コナラというよりは、むしろナラガシワに近いような形態をしています(図8-443-3参照)。
 
 寸胴で卵形の堅果の中には、三角形のおにぎりのような形(図8-443-3参照)をしたものも少なからず混ざっていて、可愛いもの好きの私を夢中にさせてくれるんです〜☆