雑記401. 2020. 9.24
“ 円錐台形のドングリ ”
二年ぶりに鶴見緑地 [ 所在地 : 大阪府大阪市 ] に行ってきました。ここは、一昨年の台風21号で甚大な被害(*)を受けましたが、今ではすっかり以前の姿を取り戻していました。緑地を埋めつくすたくさんのクヌギはどれも結実状態が良好で、既に大量のドングリを落している個体が相当数ありましたが、それらの中で少し変わった形のドングリを見つけました。
* 雑記313を参照願います。
クヌギにしては小さめで、堅果長が20mmに満たないものばかりでしたが、どれも首回りの果皮がきれいに陥没していました(図8-401-2参照)。まだ少量しか落下していませんでしたが、樹上に結実したものも含めて半数以上がこのような形をしていました。
種子が十分に詰まっていないクヌギの堅果で、しばしばこういう形態のものを目にしますが、それらの多くは球形や楕円形なので、首回りが陥没していても堅果の形態に大きな違いは認められません。ところが、このドングリはへそを底面にした円錐形が基本なので、首回りが陥没したことによって、一風変わった円錐台形(図8-401-3参照)へと大胆な変身を遂げていました♪♪
一目見て、私はアポロ宇宙船の “ コマンドモジュール ” を連想させるこのドングリがすっかり気に入ってしまいました。どんぐり美術館(**)の展示品として、後日採用することにします☆
** セクション18を参照願います。