雑記037. 2010.11.14
“ ドングリだって、オシャレがしたい? ”
 アラカシの変形ドングリを採集する為に、先日訪れた服部緑地公園では、アラカシとシラカシのドングリが落下の最盛期を迎えています。ここには、これらの樹がたくさんありますが、とりわけシラカシは様々な形態のドングリを結実します。数は少ないですが、多果ドングリもしばしば目にします(図8-37-2参照)。

 樹上には、ドングリがまだまだ鈴成りですが、それらを入念に探索していると、帽子の縁に小さな殻斗の塊の様なものがついたシラカシのドングリを発見しました(図8-37-4参照)。
 これは、セクション3-1-5でもいくつか類似例を紹介していますが、多果ドングリ(2果)の仲間です。この形態のものは、普通の多果ドングリよりも発生数量が少ない為、例年数個見つけられるかどうかと言ったところです。

 枝から採取したものを手の平に載せて見てみると、小さな殻斗がきれいなハート型をしていました。ドングリにも洒落心があるのでは.....?と、一瞬考えさせられるぐらいに、粋なドングリとのご対面で思わずニッコリです。こういう出会いがあると、ドングリ探索にもより一層熱が入りますね♪

 この洒落たドングリについては、セクション3-1-5であらためてディティールを御紹介します。