雑記344. 2019. 6.11
“ アカガシの多果の花 ”
西神中央公園 [ 所在地 : 兵庫県神戸市 ] でたくさんの多果の幼果を目撃したアカガシ(*)が、先月の中頃に開花しました(図8-344-1参照)。今年も多果の雌花が咲いているかどうかチェックしてみましたが、開花したばかりの花軸が非常に短いせいか、この時点では確認できませんでした。
* 雑記335を参照願います。
それから半月程して再び現地を訪れると、花軸(果軸)はかなり伸長しており、中には50mmを超えるものもありました(図8-344-2参照)。
そこであたらめてチェックしてみると、手が届く範囲の新枝に20個余りの多果の雌花が咲いていました。この個体は、昨年の秋に見つけたばかりなので、これまで毎年コンスタントに多果を発現してきたかどうかは判りませんが、少なくとも2年連続で多果を発現したことになります(図8-344-3参照)。因みに、昨年開花したものには2果と3果が混在していましたが、今年は全て2果でした。
昨年開花した幼果(図8-344-4参照)も、今年の4月に見た時より少しばかり成長し、殻斗の表面が白っぽい微毛で覆われて、すっかりドングリらしくなってきました♪ しばらくは定期的に観察を続けていきます。