雑記330. 2018.12. 3
“ 「どんぐり工作」 と 「たね」 の本 ”
 7月に汐文社の永安さんから連絡があり、現在編集されているどんぐり工作の本に国産のドングリの一覧表を挿入したいので、拙著 「 調べてみよう名前のひみつ どんぐり図鑑 (汐文社刊) 」 で使用した写真を借用したいとの連絡がありました。その後、10月下旬に上がってきた原稿について、チェックの依頼を受けました。

 原稿にはどんぐり図鑑に掲載した “ 日本産ドングリ一覧 ” の写真に、各々のドングリの特徴についてコメントが付記されていましたが、ドングリの事をよく知っておられるライターさんが書かれたコメントではなかったので、失礼ながら私の方で少しばかり加筆修正させていただきました。
 そして完成したのが、「 どんどん! どんぐり工作 (まるばやしさわこ著)」 (全3巻)です。造形作家の丸林佐和子さんが、小学校1、2年生を対象にドングリを活用した可愛らしいおもちゃの作り方を紹介された本です。私が関与したのは、同じ内容で背景が異なる頁が全巻に掲載されています。

 それともう一つ、どんぐり工作の本の原稿が完成したのとほぼ同じ時期に、今度はタネの本を編集するのに同じ写真を借用したいとの事で、こちらは11月中旬に上がってきた原稿についてチェックの依頼を受けました。
 原稿を見ると、小学校3、4年生を対象にした本なので、上記の工作の本とはドングリの特徴についてのコメントが大分違っていました。こちらも、ドングリの事をよく知っておられるライターさんが書かれたコメントではなかったので、失礼ながらできるだけ元のコメントを活かすように加筆修正致しました。
 そして完成したのが、「 まいて観察!たね図鑑 (おくやまひさし著)」(全3巻) です。ナチュラリストで画家のおくやまひさしさんが、様々な植物の種とそれらの芽生えをビジュアルに紹介した楽しい本です。私が関与した頁は、第3巻に掲載されています。

 これらは学校や図書館向けの本なので、残念ながら店頭では扱われていません。機会があれば、図書館等でぜひ手に取ってご覧下さい。