雑記321. 2018.10.26
“ 色艶抜群の太っちょドングリ ”
 10月25日は秋晴れの一日でした。この日は休暇を取得して神戸方面にドングリ探索に出掛けました。私のお気に入りの採集スポットである高塚山緑地や西神中央公園等を訪れた帰り路、ドングリの出版関連でお世話になっている世界文化社の飯田さんとお約束していたナラガシワのドングリを採集するために、港湾緑地南公園 [ 所在地 : 兵庫県神戸市 ] に立ち寄りました。

 ここは、5年前にHPの読者の方から教えていただいた関西屈指のナラガシワのドングリの採集スポットです。その当時(*)
は、最寄りの南公園駅から園内にかけて50本を越えるナラガシワが植栽されていたのですが、ここ数年の間に駅周辺のマンションの建設工事や園内の整備があって、10数本が伐採されてしまいました。ちょうど伐採された個体の多くが、同園のナラガシワのドングリの多様性を実感するのに無くてはならない存在だったので、本当に残念でなりません。
** 雑記144を参照願います。

 さて、今年のナラガシワの結実状況ですが、繰り返し来襲した台風によってほとんどの個体は不良でしたが、例年10月後半に成熟する堅果幅が20〜23mmもある大きなドングリを着ける個体には大量に結実していました(図8-321-1参照)。

 
 台風で折れたまま放置されていた別の木の枝を運んできて、この樹の枝を軽くたたいてやると、太くて立派なドングリがボロボロ落ちてきました。樹下は芝生に覆われているので、ドングリにキズがつくこともなく、美しい姿のまま採集できるところが同園のいいところなんですよね〜♪ それに、いつ来ても人がいなくて閑散としているので、いい年したオッサンが30分以上枝を振り回してドングリと格闘していても、全然恥ずかしくないところもグッドなんです〜♪♪

 
 30分間無心に枝を振り回したおかげで、色艶抜群の太っちょドングリ(図8-321-2参照)がたくさん採集できました。これらのドングリは、この日他で採集したクヌギやコナラ、ウバメガシのドングリといっしょに本日付けで飯田さん宛に発送しますので、明日の到着を楽しみにしていて下さ〜い☆☆