雑記031. 2010.10.20
“ シラカシの多果ドングリの豊庫 〜 掖谷公園 〜 ”
 兵庫県神戸市の北区に、広大な敷地面積(約8ha)を有する掖谷(ねぶたに)公園があります。園内の散策道にはたくさんのドングリの樹がありますが、とりわけ外周道路沿いにあるシラカシについては結実量も然ることながら、京阪神では他に例がないほどドングリの形態の多様性が素晴らしいです。また、多果を結実する個体数も深田公園 [ 所在地 : 兵庫県三田市 ] に匹敵します。

 ただ、公園管理事務所が定期的に外周道路の樹を剪定するので、せっかくすばらしい個体がたくさんあるのに、一度剪定されてしまうと数年間は全くドングリが実らないのが残念でなりません。
 昨年の夏に、同園北側〜西側道路沿いの樹がすべて剪定されてしまったので、今年その付近一帯は全く結実していません。公園管理事務所の方々にご説明申し上げたところで、私の気持ちを忖度して、剪定を取り止めて下さる事などありえませんので、ドングリ愛好家としてはやるせない気持ちで一杯です。
  *  兵庫県三田市にある深田公園、はじかみ池公園の概要については、セクション4を参照願います。


 ところで、同園ではちょうど今がクヌギやコナラのドングリが落下する最盛期です。幸い南側〜東側の道路沿いにある樹木は、現在のところ剪定という名の人災を間逃れていますので、この辺りをターゲットにして今朝は出社前の数時間をドングリ採集で満喫しました。
 今年は猛暑が続いたせいか、コナラのドングリの生りは最悪でした。同園だけでは無く、10月に入ってから近隣の採集スポットをくまなく回っていますが、軒並み不作でした。深田公園(**)やはじかみ池公園(**)では、8月初旬にたくさんのコナラで結実しているのを確認しましたが、9月中旬にはそれらのほとんどが未熟なまま落下しており、樹上にはほとんどドングリが見当たりませんでした。
**  深田公園、はじかみ池公園の概要については、セクション4を参照願います。
 コナラの不作とは対照的に、クヌギのドングリは例年通りの豊作でした。因みに、同園にはこの近辺では類の無い大きなクヌギのドングリを結実する個体がたくさんあるので、ドングリ拾いを堪能したい方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

 一方、同園のシラカシは11月上旬〜中旬にかけて結実します。ドングリの形態が多様な北側〜西側の個体(剪定されて現在結実していません)に比べて、南側〜東側のものは比較的単調ですが、多果ドングリだけは今年もたくさん結実していました。あまり時間がなくてざっと見て回っただけでしたが、9体で2果のドングリが確認出来ました(図8-31-2参照)。

 
 現在、“ マイ・ドングリフィールド ” と題して、自宅近隣の広大なドングリ採集スポットを紹介するセクションを作成しています。掖谷公園の詳細については、そこであらためてご紹介します。