雑記308. 2018. 8.21
“ どんぐりの本を書きました 第3弾! ”
  どんぐり本の第3弾として、世界文化社から 「ドングリさんぽ手帖 」 をリリースすることになりました。9月4日発売予定なので、店頭に並ぶのは9月5日〜6日頃になると思います。

 編集を担当して下さったのは、第1弾の 「 どんぐりの呼び名事典 (世界文化社刊) 」 でお世話になり、今ではドングリ探索をいっしょに楽しむ間柄になった飯田猛さんです。前作の執筆は、私にとって思いがけない急な話だったので、出版までの限られた短い時間で満足のいく写真が準備できなかったり、内容的にブラッシュアップすべき点が山積だったりで、どうにかこうにか完成までこぎつけたような次第でした。

 今回、再び与えていただいたチャンスを生かすために、前作を出版してから丹念に蓄積してきた写真やデータを結集して、前作で不十分だったところを補完しました。さらに、今回は構成の細部にわたって深く関われたことで、私自身100%に近い満足感が得られるものに仕上がりました☆

 「 ドングリさんぽ手帖 」 は、世界文化社の 『 呼び名事典シリーズ 』 全10巻の中から4巻を抜粋して、携帯可能なポケットサイズにした 『 ポケット版 さんぽ手帖シリーズ 』 の中の1冊です。他の3冊は、呼び名事典の形式をほぼ踏襲したものですが、本作は呼び名事典とは一味も二味も違う作品にしようと、最初から最後まで飯田さんと二人でマニア魂を注入し続けました。

 そうして完成した 「 ドングリさんぽ手帖 」 は、ドングリの識別に重点を置きながら、様々な視点からドングリの魅力を紹介しています。ドングリの識別には経験や慣れが必要で、なかなか一筋縄ではいかないところもありますが、私が20年ぐらい前にドングリに興味をもち始めた頃にこういう本があれば、もっと短期間で楽しくドングリを識別できるようになったのではないかと思えるような作品にしました。みなさんがドングリ探索をエンジョイするのに、本書が少しでもお役に立てれば幸いです。


(追記1)
 8月29日に見本が届きました。第1弾、第2弾とケアレスミスによる誤記が続いたので、第3弾こそは誤記をゼロにしようと努力したのですが、残念ながら一箇所間違いがあることに気づきました。
 オキナワウラジロガシの葉の解説のところで、「ウラジロガシを一回り大きくした」 とすべきところを 「ウラジロガシを一回り小さくした」 と記載してしまいました。わずか160頁の本ですが、今回も校閲の難しさを痛感させられました。みなさまには大変申し訳ございませんが、この点をご容赦くださいますようお願い申し上げます。


(追記2)
 日刊ゲンダイ(2019年 1月14日)の『 発掘おもしろ図鑑 』のコーナーに、本書の紹介記事が掲載されました。詳細は以下のURLを参照願います。

     
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/245390