雑記271. 2017. 9.14
“ 果軸がない! ”
 高塚山緑地 [ 所在地 : 兵庫県神戸市 ] のコナラで、果軸を介さず、枝に直接結実したドングリを見つけました(図8-271-1参照)。

 このドングリを結実した個体は、コナラではしばしば目にする、4月〜11月にかけて開花を繰り返す仲間の1つです。このような開花特性を示すコナラの多くは、雄花や雌花(両性花含む)が混在した長い穂状の花軸を形成したり、コナラでは珍しい多果の花を発現しやすいことから、多分に原始的な形質を残したものであると考えられます。
 とりわけ高塚山緑地の個体は、枝と花軸の機能分化が進んでいない箇所が多く、同じ仲間の中でも珍しい存在です(図8-271-2参照)。

 
 いつかこういう個体で、枝に直接ドングリが着いた姿を目にする機会があるかもしれないと思っていたんですが、今回目撃したものが正にそれかもしれません。これは普通の個体ではなかなか見られない、特異な開花現象をもつ個体ならではの結実シーンと言えるかもしれません☆