雑記246. 2016.12. 8
“ オキナワウラジロガシで見つけました! ”
 ツアーの2日目の11月28日に、島尻の山道でオキナワウラジロガシの2果のドングリを見つけました(図8-246-1参照)。本土でも樹種によっては滅多に目にすることがない多果ドングリなので、まさかオキナワウラジロガシのドングリで出会えるとは思ってもみませんでした。私にとっては、今回のツアーの収穫がこの1粒だけだったとしても、遠路はるばる久米島を訪れた甲斐があったというものです☆

 オキナワウラジロガシの2果のドングリと言っても巨大なものではなく、少し大きめのナラガシワと同じぐらいの大きさでした。小さな方の堅果を覆いつくす分厚い殻斗と、赤茶けて退色した素焼きの壺のような堅果の形から、古代エジプトのカノポス壺(*)をイメージしてしまうのは私だけでしょうか。
  * 古代エジプトでミイラを作る際に、取り出した臓器を収納したヒト形の壺。
 島尻の山道では、多くの個体から変形ドングリ(図8-246-2参照)がたくさん落下していましたが、多果の発現によって生じた変形ドングリ “ 変形くん ”(**)はごく僅かでした。これが少ないということは、もしかすると他のアカガシ亜属の樹種に比べて、オキナワウラジロガシは多果が発現しにくいのかもしれません。
** 多果の発現によって生じた変形ドングリについては、セクション3-2-1を参照願います。

 そんな事を考えながら探索を続けていると、いっしょに山道を歩いていたKさんから、「 もしかして、こんなの好きじゃない?」 と1つのドングリを手渡されました。それは、まさしく私が探していた “ 変形くん ” でした(図8-246-3参照)☆☆

 大きくていい感じに変形した殻斗が、ズングリした丸くて大きな堅果の上にガッチリと癒着しており、本土の変形くんでもこれほどいい感じに捩れたものには滅多にお目にかかれない逸品でした。2度目のツアーにして早くも私の好みを把握して下さったKさんには、本当に感謝感謝です!!