雑記215. 2016. 6.13
“ 庭に捨てたドングリの中から... ”
 今年の2月、沖縄県の久米島でオキナワウラジロガシのドングリを採集しました(*)。残念ながら、ドングリが熟す最盛期(11〜12月頃)から1ヶ月以上も経過していたので、ほとんどのドングリは既に発根していました。自宅に持ち帰ったドングリの中にも、持ち帰る途中で発根したものが多く、それらは泣く泣く庭に廃棄しました。

 しばらくの間、それらのドングリのことはすっかり忘れていたのですが、春になって庭に出てみると、それらの中の1個が地面に根付いているのに気づきました(図8-215-1参照)。
* 雑記206を参照願います。

 せっかくなので、このまま芽が出るかどうか様子を窺うことにしました。4月中はほとんど変化が見られませんでしたが、ゴールデンウィークが明けてしばらくすると、根の間から芽が出てきました。芽が少し現れると、それが日に日に大きくなり、アッと言う間に3枚の本葉が開きました(図8-215-2参照)。

 
 こうなると、捨てたはずなのに愛着がわいてきました♪冬場の冷え込みが厳しい兵庫県三田市の環境下で、まともに成長するかどうかわかりませんが、しばらくはこのまま様子を見てみることにします。