雑記175. 2014.10.15
“ 巨大なナラガシワのドングリ ”
 今年の秋は、たくさんのナラガシワが植栽されている港湾緑地南公園 [ 所在地 : 兵庫県神戸市 ] を重点的に散策しています。昨年の10月末に初めてここを訪れた時(*)には、既にドングリの落下の最盛期は過ぎており、ほとんどの個体では落下が終了していました。ということで、今年は9月の中頃から頻繁にここを訪れて、個体毎にドングリの落下のピーク時期をチェックしてきました。
* 雑記144を参照願います。

 同園のナラガシワのドングリは9月末頃から急速に色づき、10月に入る前に全体の7割以上の個体でドングリを落とし始めました。とりわけ台風18号が通過した翌日の10月 6日には、どの樹下にも様々な形をしたドングリが大量に落下していました(図8-175-2参照)。

 それらの中には、堅果幅が20数mmもある太いドングリや、堅果長が40mmを超える巨大なドングリもあり、大きなドングリが好きな人には堪えられない光景が随所で見られました(図8-175-3、図8-175-4参照)。


 10月10日には、拙著 「どんぐりの呼び名事典」 の編集を担当してくださった、世界文化社の飯田猛さんが出張で来阪されました。私よりもはるかにドングリ収集歴が長く、特に大きなドングリには目の無い方なので、シーズン真っ盛りの港湾緑地南公園では終始大きなドングリに驚きの声を上げながら、手提げ袋が一杯になるまでドングリ拾いを満喫されてました。

 現時点でドングリを落としていない個体の中にも、巨大なドングリを結実するものが幾つか残っています。これから10月末にかけて、同園ではまだまだナラガシワのドングリ拾いが楽しめそうです♪