雑記143. 2013.10.30
“ 細長いドングリが熟しました ”
 今週の日曜日、雑記140の末尾で紹介した細くて長いスダジイのドングリが大量に落下していました。落ちた堅果の長さを測ってみると、花柱の先端からへそまでが30mmを超えるものがたくさんありました(図8-143-1参照)。

 スダジイのドングリと言えば、色艶、形、大きさの3つの要素を全て兼ね備えたものが、大宮御所 [ 所在地 : 京都府京都市御苑 ] (*)の表門の真向かいにある個体に結実します。私の贔屓目かもしれませんが、これほど上品で美しいドングリは他の個体で目にしたことがありません。

 それに較べて蒲池公園のドングリは、前記の3つの要素のバランスは欠いてますが、堅果の大きさ(=長さ)に限ってみると、御苑のものを遥かに凌駕しています。これまでにも、京都府立植物園 [ 所在地 : 京都府京都市 ]
(*)や下鴨神社 [ 所在地 : 京都府京都市 ] でかなり大きなドングリに遭遇しましたが、それでも堅果の長さが30mmを超えるものはありませんでした。もしかすると、蒲池公園のドングリは京阪神のスダジイで最大級の部類に入るのかもしれません☆
 * セクション2-1のスダジイの項にドングリの写真があります。