雑記134. 2013. 9.21
“ ウバメガシでも見つけました☆ ”
 コナラ亜属のドングリで、外国産のレッドオークについては時々多果を目撃しますが、コナラやクヌギと言った国産のものについては、アベマキ(*)を除くと、これまで一度もお目にかかったことがありませんでした。
 ところが、先日明石公園 [ 所在地 : 兵庫県明石市 ] に行った時に、ようやく国産のコナラ亜属の代表とも言えるウバメガシの多果に巡り会うことが出来たのです♪♪
 * セクション3-1-2を参照願います。

 明石公園には園内全域にたくさんのウバメガシが植栽されています。その中の1体で、1つの殻斗が合着した2個の堅果を包含した2果を見つけました(図8-134-2参照)。

 まだ幼果なので、ここで採集すべきかどうか迷ったのですが、殻斗は重厚で果軸との接続部分もしっかりしているので脱落の心配はないと判断し、もう少し大きくなるまで待つことにしました。園内のウバメガシは11月の上旬〜中旬にかけて成熟するので、このまま順調に育てば、10月の中頃には成熟体と同じぐらいの大きさにまで成長するはずです。
 勿論、それまでに何度も足を運んで安否は確認しますが、無事に育つかどうかとても心配です。