雑記103. 2012.10.18
“ ドングリの樹だらけ ”
通勤経路の途中にあるJR西宮名塩駅を下車して、駅前にある長い斜行エスカレータで登って行くと、そこには山の傾斜面を切り開いて造成された塩瀬中央公園 [ 所在地 : 兵庫県西宮市、敷地面積〜22ha ] (*)があります。
* 同園の概要については、セクション4を参照願います。
ここにはたくさんのドングリの樹が植栽されていますが、とりわけ九十九折の散策道沿いと、その道と道の間にある段々畑の様な傾斜面のあるナシオンガーデン [ 園内名称 ] には、数え切れないぐらいたくさんのドングリの樹があります。しかも、それらの大半が若い低木であり、私の目の高さで樹木の様子やそこに集う昆虫達が観察出来ます。
京阪神に数あるドングリ採集スポットの中でも、ドングリマニアにとってこれほど素晴らしい環境は他に例がありません。いずれ、セクション12の “ マイ・ドングリフィールド ” で同園の状況について詳しくご紹介します。
今年は、園内にある多くのコナラの樹にたくさんのドングリが結実しました。訪れた日には、ほとんどのドングリはまだ樹上にありましたが、ほとんどのドングリは既に茶色く色づいていており、あと数日もすれば一斉に殻斗から零れ落ちて来そうだったので、待ち切れずに樹から強制的に採集してきました(図8-103-3参照)。
ここには6年前から通っていますが、同園のコナラには不定期な豊作・不作年といったものがほとんど見られず、ほぼ隔年周期で多くの個体が結実しているように思われました。
コナラと同じぐらいたくさん植栽されているクヌギのドングリについても、散策道沿いのそこかしこに落下しているのを見かけましたが、ここのドングリは11月以降に成熟するものが多いので、ほとんどは樹上で黄緑色をしていました。
クヌギのドングリは大きいものから小さいものまで色々ありましたが、私のお気に入りは小指の先っぽぐらいしかない小さなドングリです(図8-103-4 右側参照)。同園には、こんな小さなドングリばかり結実する個体が結構多いんです☆ 小さくてフサフサした帽子(殻斗)がなんとも言えませんね〜♪♪