雑記100. 2012.10.12
“ コナラライクなクヌギのドングリ ”
 自宅から原付に乗って15分ぐらいの所にある千代ヶ谷公園 [ 敷地面積〜1.5ha(所在地:兵庫県神戸市) ] は、毎年秋になるとたくさんのドングリを結実します。形態の多様性という点から見ると若干物足りないのですが、色んな種類のドングリがたくさん拾えるので、近隣に住む子供達にとって、ここは素敵な “ ドングリパラダイス ” と言ったところではないでしょうか☆

 園内には、クヌギ、コナラ、スダジイ、ウラジロガシ、マテバシイ、アラカシ、シラカシが植栽されており、9月末〜11月末までの約2ヶ月の間、ドングリ拾いが楽しめます。とりわけ、クヌギのドングリがたくさん拾えるのがとても魅力的です。

 先日、孫といっしょに訪れた時に園内のクヌギを数えて廻ったのですが、全部で40本近くありました。毎年のようにどの個体も結実状況が良好なのには驚かされます。コナラのドングリも今年は大豊作なので、来週末には孫といっしょに拾いに来るつもりです。

 園内の遊具で孫を遊ばせながら近くにあるクヌギを眺めていると、図8-100-3の写真にある奇妙な形をしたドングリが目につきました。クヌギの殻斗と言えば、普通はフサフサした鱗片で覆われていますが、このドングリにはそんなものはありません。殻斗が黒く変色しているので、腐蝕しているのかと思いきや堅果はイキイキとしているので、こんな変な形の殻斗でも機能面では何の問題も無いのでしょう。このドングリの全体的なイメージとしては、太ったコナラといったところでしょうか。小坊主さんの頭にも似た殻斗が、とっても愛嬌があって私好みです♪♪

 殻斗が成長する過程で鱗片が昆虫に食害されたのであれば、他のドングリにも類似のものがあるはずなんですが、このドングリを結実した個体では、これしか見つかりませんでした。このタイプのドングリは他の個体でもときどき見かけますが、たぶん虫食害が原因で禿げ(?)てしまった訳では無いと思います。どなたか禿げた理由をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えて下さい。